税理士報酬のお話

価額とは。

単純に言葉の意味としては、モノの値打ち。英語ではValueです。

価格 “Price” ではありません。

 

税理士がクライアント様からいただくお金は一般的に“報酬”と呼ばれています。

いわゆる「何かを提供したことによる対価」という意味です。

その“何か”は税務会計に対する専門的なサービス。

 

ここまでは一般的な話。

 

今日は税理士報酬についての自分の考えを書きますね。

 

この税理士報酬。決める時すごく難しいです。

 

理由としては、

 

⑴提供するサービスがあまり目に見えない

⇒記帳や税務申告の作成過程は、基本的に目に見えるものではない

 

⑵(言い方難しいけど)提供するサービスが理解してもらえない時がある

⇒専門的なサービス故にこちらが「こういうことやったんですよ!」とか「ここまでしっかりやってますよ!」思っていてもいまいち理解してもらえない

 

⑶税金プラス税理士報酬"も"みたいに思われる時がある

⇒一般的にお高いイメージ!?

 

これらは更に業種やクライアント様それぞれの状況によって決して一律ではありません。

加えて、その報酬の範囲内でどこまでやるの?みたいなことが多々あります。

逆に我々税理士もそれぞれ提供するものや金額に違いが出ます。

 

自分が依頼する側の視点に立ってよく考えてみるのですが、そりゃ良心的な値段であればそれに越したことはありません。

同時に、よく分からないものに対してお金を支払いたくはないので、ある程度目に見えて理解でき、それに納得すればそれなりのお金を支払っても良いかなと思います。

 

あくまで自分の感覚です。

 

経営する側の視点でいうと高ければ高いほど良いですけどね(笑)

そこのバランスが非常に難しい。

 

一応、相場というものを理解しているつもりですし、それと自分が提供するもののバランスをめちゃくちゃ考えて報酬規程を作成しました。

ただ、先に言ったとおり、クライアント様それぞれで状況等はかなり違います。

ですので、過去の資料やヒアリング等を綿密に行ったうえで、一旦詳細なお見積りを出し、それからお互いの意思確認を経たうえで報酬を決定します。

 

適切なバランスを見つけたいので、そこには結構時間を使います。

お金のことで変なトラブルになりたくもありませんからね。

 

その後は、"高い"と思わせないように精一杯のものを提供させていただきます。

日々の業務の過程もなるべくオープンにしていきます。

何をやってもらってるか分からない状態にはしたくないので。

伝える努力をこちらがすべきだと考えています。

 

一般的な税務会計に対する専門的なサービスだけではなく+α(経営者の方が色々相談できる人ってそんなに多くないと思うので、税理士としてはそこにも"Value"を感じてもらいたい!)を提供したいです。

 

それらを踏まえての"弊所の"報酬なのです。

 

 

先週、確定申告の疲れを癒しにリニューアルした亀ヶ池温泉に行ってきました。

温泉もですが、塩サウナがめっちゃ好きですね。塩!

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[今日の1曲]

OASIS "Supersonic"